外壁塗装は、家の寿命を延ばし、美観を保つための重要なメンテナンスです。
しかし、費用が高額なため、躊躇している方も多いのではないでしょうか。
実は、外壁塗装には、国や自治体から補助金や助成金がもらえる制度があるのをご存知ですか。
この記事では、外壁塗装の補助金・助成金がもらえる可能性と注意点、申請方法や対象となる塗料について解説します。
□外壁塗装補助金制度を理解する
外壁塗装に使える補助金・助成金制度は、大きく分けて2つあります。
1: 省エネのための住宅改修補助金
省エネのための住宅改修補助金は、住宅の断熱性能を向上させるリフォームに対して、国や自治体から補助金が支給される制度です。
外壁塗装も、断熱塗料を使用することで、省エネ効果が期待できるため、この制度の対象となる場合があります。
例えば、断熱効果の高い塗料を使用することで、夏は涼しく冬は暖かく、冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減に貢献できます。
補助金の金額は、自治体によって異なりますが、10万円〜100万円程度が一般的です。
申請には、断熱性能を証明する書類が必要となる場合があり、事前に自治体のホームページなどで確認しておく必要があります。
2: 一般的な住宅リフォーム資金助成
一般的な住宅リフォーム資金助成は、耐震性向上やバリアフリー化、老朽化対策など、住宅の改修を目的としたリフォームに対して、国や自治体から補助金が支給される制度です。
外壁塗装も、これらの目的を満たす場合、補助金の対象となる可能性があります。
例えば、耐震性の高い塗料を使用することで、地震による被害を軽減することが期待できます。
補助金の金額は、自治体によって異なりますが、10万円〜30万円程度が一般的です。
申請には、リフォームの内容を証明する書類が必要となる場合があり、事前に自治体のホームページなどで確認しておく必要があります。
□外壁塗装補助金申請の注意点
外壁塗装の補助金・助成金制度は、利用できる条件や申請方法が複雑で、注意すべき点もいくつかあります。
1: 締め切りや事前申請
補助金・助成金制度には、申請期限が設けられていることが多く、締め切り前に申請書類を提出する必要があります。
また、多くの制度では、工事開始前に申請する必要があり、工事完了後に申請することはできません。
そのため、外壁塗装を検討する際には、早めに補助金制度の情報を集め、申請スケジュールを立てておくことが重要です。
2: 遮熱塗装の適否
近年、遮熱効果の高い塗料が注目されていますが、遮熱塗料は、夏は涼しく過ごせる一方で、冬は室温が下がりやすくなるというデメリットがあります。
そのため、寒冷地など、冬場の寒さが厳しい地域では、遮熱塗料よりも断熱塗料の方が適している場合があります。
補助金制度によっては、遮熱塗料の使用を条件としている場合もあるため、事前に確認が必要です。
3: 税金滞納
税金を滞納している場合、補助金がもらえないことがあります。
申請前に、自動車税や固定資産税、介護保険料などの滞納がないか確認しておきましょう。
4: 指定業者
補助金制度によっては、自治体が指定する業者の中から選ばなければいけない場合があります。
業者を選ぶ際には、必ず自治体のホームページなどで、指定業者リストを確認しましょう。
5: 図面提出
補助金・助成金の申請には、家の見取り図や平面図などの図面が必要となる場合があります。
事前に必要な書類を準備しておきましょう。
□まとめ
外壁塗装の補助金・助成金制度は、賢く活用すれば、費用を大幅に抑えられる有効な手段です。
しかし、制度の内容や申請方法、注意点などを理解した上で、適切な手続きを行う必要があります。
この記事を参考に、外壁塗装の費用を抑え、快適な住環境を実現しましょう。
