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塗装について
2024.09.04

外壁塗装の耐用年数は20年?塗料ごとに違います

家は大きな買い物であり、長く快適に住み続けたいと誰もが願うものです。
外壁塗装は、家の美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要な役割を担っています。
 
しかし、外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類や天候、建物の立地条件などによって大きく異なります。
 
適切な時期に塗り替えを行わなければ、建物の寿命を縮めたり、大掛かりな修繕が必要になったりするリスクもあります。
 
この記事では、外壁塗装の耐用年数や塗り替え時期、劣化によるリスクなどを詳しく解説し、適切なタイミングでの塗り替えによって、あなたの大切な家をいつまでも美しく、快適に保つための情報を提供します。
 

□外壁塗装の耐用年数と塗り替え時期

 
外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類によって大きく異なります。
 
一般的には、10年が目安とされています。
 
しかし、前回の塗装で使用した塗料の種類や、建物の立地条件、天候などによっても大きく変わります。
 
例えば、海に近い地域では塩害の影響を受けやすく、耐用年数が短くなる傾向があります。
 
また、日当たりの良い場所に建っている建物は、紫外線の影響を受けやすく、塗装が劣化しやすいため、耐用年数は短くなる可能性があります。
 
以下では、外壁塗装に使用される代表的な5種類の塗料とその耐用年数について詳しく解説します。
 

1: ウレタン塗料

 
ウレタン塗料は、伸縮性に優れ、光沢のある塗膜を形成するのが特徴です。
 
耐用年数は8~10年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は、1平方メートルあたり2,100~3,100円が相場です。
 

2: シリコン塗料

 
シリコン塗料は、耐用年数と価格のバランスが良く、最も人気が高い塗料です。
 
耐用年数は10~15年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は、1平方メートルあたり2,700~4,100円が相場です。
 
外壁塗装でどの塗料を使えば良いのか迷う人には、シリコン塗料がおすすめです。
 

3: ラジカル塗料

 
ラジカル塗料は、2012年に登場したばかりの最新塗料で、高いコストパフォーマンスが魅力です。
 
耐用年数は14~16年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は、1平方メートルあたり2,900~4,300円が相場です。
 

4: フッ素塗料

 
フッ素塗料は、耐用年数が非常に長く、メンテナンスの手間が省ける塗料です。
 
耐用年数は15~20年で、下塗りを含めた3回塗りの価格は、1平方メートルあたり3,700~4,700円が相場です。
 
フッ素塗料は、耐用年数が長い塗料を求めている人に向いています。
 

5: 無機塗料

 
無機塗料は、シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで、劣化しにくくした塗料です。
 
元となった塗料や無機材の配合量によって品質が変わります。
 
耐用年数は5~25年と幅広く、下塗りを含めた3回塗りの価格は、1平方メートルあたり3,700~5,100円が相場です。
 

□外壁塗装を20年後に検討すべき4つの理由

 
外壁塗装は、建物を雨風や紫外線から守るだけでなく、美観を保ち、資産価値を維持するためにも重要な役割を担っています。
 
20年以上経過した外壁塗装は、適切なメンテナンスを行わなければ、様々なリスクを伴います。
 
ここでは、20年後に外壁塗装を検討すべき4つの理由について解説します。
 

1: 建物の寿命が縮まる

 
外壁塗装が剥がれると、建物の寿命が縮まります。
 
塗装の役割は、防水機能により雨水や湿気から外壁を保護することです。
 
塗装が剥がれると、雨水が外壁に染み込み、雨漏りや害虫被害に遭うリスクが高まります。
 
一般的に外壁には防水機能はありません。
そのため、10年以上経過し、塗装が剥がれると、雨漏りや害虫被害に遭い、建物自体の寿命が縮まる危険性が高まります。
 

2: 大掛かりな工事が必要になる

 
外壁塗装をせずに放置すると、雨漏りが発生し、被害が拡大する可能性があります。
 
雨漏りを放置すると、大掛かりな修繕が必要になるだけでなく、内装の腐食やカビの発生、健康被害にもつながる可能性があります。
 
そのため、雨漏りが発生する前に外壁塗装を行うことがおすすめです。
 
通常、外壁塗装は100~150万円かかりますが、雨漏りによる大掛かりな修繕となると、さらに多額の費用がかかる場合があります。
また、工事場所によっては、工事期間中はホテルに宿泊する必要がでてくる可能性があるため、宿泊費も嵩むでしょう。
 

3: 資産価値が下がる

 
外壁の劣化は、見た目の悪さだけでなく、雨漏りや害虫被害を引き起こし、建物の資産価値を低下させます。
 
中古物件を購入する際、雨漏りしている家を購入したいと考える人はいません。
 
資産価値が下がることで、売却金額が大幅に下がる可能性があるため、20年以上経過している住宅は、外壁塗装を検討することをおすすめします。
 

4: 見た目が悪くなる

 
外壁塗装をせずに放置すると、建物の見た目が悪くなります。
 
見た目が悪くなると、築年数よりも老朽化したように感じられ、住む人の気分も悪くなってしまう可能性があります。
 
反対に、外観がきれいなことで、気分も上がり、自慢の家を維持できるため、外壁塗装は重要です。
 

□まとめ

 
この記事では、外壁塗装の耐用年数、費用、種類、劣化によるリスクなどを解説しました。
 
外壁塗装は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するためにも重要なメンテナンスです。
 
適切な時期に塗り替えを行うことで、雨風や紫外線から建物を守り、快適な住環境を保つことができます。
 
20年以上経過した外壁塗装は、建物の寿命を縮めたり、大掛かりな修繕が必要になったりするリスクがあることを理解し、適切なタイミングで塗り替えを行うことを検討しましょう。

施行実績エリア

施工実績年間150棟

施工エリア:掛川市、袋井市、菊川市、御前崎市、磐田市、浜松市、森町、島田市
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