外壁塗装は一軒家のメンテナンスに欠かせない工程ですが、その費用について不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
特に、費用の相場や適正価格が明確でないと、過剰な見積もりに翻弄される可能性があります。
この記事では、外壁塗装の費用の相場と、塗料の種類別の費用目安をご紹介します。
一軒家の所有者で、外壁塗装の費用について不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
□一軒家の外壁塗装の費用内訳と相場
*塗装費用
塗装代は、使用する塗料のグレードによって大きく変動します。
耐久性が高い塗料を選ぶと、当然ながらかかる費用も高くなります。
例えば、フッ素塗料は15年から20年ほど持つ耐久性がありますが、単価は4,400円〜5,600円です。
シリコンやラジカルといった耐久性が10年から15年ほどの塗料と比較すると、その差は平方メートルあたり1000円以上です。
決して、小さな差額とはいえませんよね。
一方で、安価な塗料は耐久性が低く、頻繁に塗り直し費用が発生する可能性がありますので安ければ良いわけでもありません。
*足場代とその他の費用
足場代は一般的に、1平方メートルあたり700〜1,000円とされています。
30坪住宅の場合、足場代が約7万円〜10万円、メッシュシート代が約1万円〜17,820円程度が目安の金額です。
足場代に加えて、高圧洗浄やシーリング補修などの工事費用も考慮する必要があります。
これらの費用は、合計で50〜100万円ほどかかるケースもありますので、しっかり計算に入れておくようにしましょう。
□一軒家の外壁塗装が相場よりも高額になる要因
一軒家の外壁塗装にかかる費用が、相場よりも高額になってしまう要因は、大きく分けて2つ挙げられます。
1.建物の状態
建物の状態が悪い場合、費用が高額になる可能性があります。
雨漏りや大きな亀裂がある場合、補修費用が想定以上にかかるケースがあるからです。
補修を先延ばしにすると、建物の劣化が進む可能性があります。
建物の状態が悪い場合には、速やかに適切な補修を行うことで建物の寿命を延ばし、安心して過ごせるようにしましょう。
2.特殊な立地条件
建物が海沿いや工場の近くなど、特殊な立地条件にある場合は、塗装に特別な対応が必要です。
例えば、海沿いの家は塩分や紫外線で劣化が進む可能性があります。
また、寒冷地では特定の塗料を選定することも必要です。
海沿いや寒冷地といった環境的な特殊要因により、費用が高くなる可能性があることは理解しておきましょう。
□まとめ
外壁塗装の費用は多くの要因に影響されますが、その中でも特に塗装代と足場代が大きな割合を占めます。
また、建物の状態や立地条件によっては、費用が高額になる可能性もあります。
この記事が、一軒家の外壁塗装を検討している方々の参考となれば幸いです。