外壁塗装をお考えの場合は、必ず「ショールームで来店して依頼」か「電話やメールで事前に問合せをして診断してもらってから契約してもらう」ようにしましょう。決して飛び込み営業の業者に即時契約しないようにお願いいたします。
万が一、飛び込み営業の塗装業者と契約してしまった場合は、弊社までセカンドオピニオンのご相談をしてください。というのも、飛び込み営業、訪問販売の塗装業者の場合、悪質な塗装業者、詐欺業者の可能性があるからです。
正しい診断をせずに、高額な塗装工事見積書をその場で作成され、
「今なら3割引きで工事ができますよ！」
「今すぐに工事をしないと雨漏りが発生してしまいますよ！」
といった営業トークを言われたら、一度訝しむことが重要です。そのうえでセカンドオピニオン的に弊社に劣化診断をご依頼ください。
本当にその業者の言っていることが本当なのか？見積書に怪しい点がないか？という点についてもアドバイスさせていただきます。
なぜ今回のお役立ちコラムでこのようなことをお伝えするのかというと、2024年1月に発生した能登半島地震以降、悪質な訪問販売業者による契約トラブルが多発しているからです。
大切なお住まいを悪質な訪問販売業者から守るためにも、今回のお役立ちコラムでは「外壁塗装の依頼事の注意点」についてお話ししていきたいと思います！
外壁塗装は訪問販売業者で契約してはいけない
ある日突然、まったく知らない営業さんから声をかけられるというケースに出くわすことがあります。その営業さんは、言葉巧みにいろいろな話をしてくれるでしょう。そして、外壁に発生しているトラブルを見つけて一言「外壁塗装で直しましょう」なんてことを言ってきます。
たとえば、サッシ周辺の外壁に発生したひび割れ（ヘアークラック）に対し、雨漏りが発生する前兆だと言ってきたとしましょう。たしかに、そのまま放置し続ければ「雨漏り発生の可能性はある」でしょう。しかし、それは「ひび割れの深さ・広さが雨漏りリスクを高める度合いになっているか」という前提があります。ちょっとしたひび割れならば、雨漏りが今すぐに発生することはありえません。深さや広さは少し見ただけでは判断できないからです。
わざわざ黒い手袋で触らなくても…
ほかにもあります。訪問販売業者が外壁を触り、指に白い粉が付着したのを見せて「これは塗装が劣化している証拠です！今すぐに塗り替えが必要です！」と伝えてきたとしましょう。たしかに外壁を触って、手に白い粉が付くのは「チョーキング」という劣化症状です。
ですが、わざわざ黒い手袋をしてまで劣化状況を見せてくるのは、営業トークの手法である「恐怖扇動」でしかありません。大掛かりな診断を行い、お客さまに説明するタイミングでチョーキングを見せるならばわかりますが、最初から外壁を触って白い粉を見せつけてくる業者はあまり信用できません。
他にも、悪質な訪問販売業者はさまざまな劣化状況を見つけるのが非常にうまく、1つずつ緊急性の高さを訴えてくる営業手法に長けていることが特徴です。
「いまだけ！」「期間限定でお安く！」に惑わされない
そして、決定打となる「魅力的な価格」による誘導で、契約書にサインさせようとするでしょう。さらにダメ押しで「今を逃すとこの価格での契約はできない」なんてことを言ってくるかもしれません。
今しかお得な価格で契約できないのであればと、即契約してしまう方が非常に多く、後になって「本当に必要な工事だったのか？」と後悔するのです。
そんな時は、契約内容などを適切に確認してもらえる「セカンドオピニオン」を受けるようにしましょう。
優良外壁塗装業者によるセカンドオピニオンを受けよう
訪問販売業者の多くは、魅力的な価格が今だけの条件という言葉で「焦り」を持たせるのが手口です。そのため、その場で契約してしまうという事例が非常に多く発生しています。
ここで、もし少しでも「大丈夫？」という気持ちを感じた場合は、弊社までご相談ください。契約内容を確認し、適切な契約であるかを判断させていただきます。
多くの方は、別業者で契約したのに他社に相談して良いものなのかと遠慮しますが、その契約で不正を行われ、不利益を被るのは悔しくありませんか？
そんな事態を避けるためにも、一度相談する勇気を持ってみてください。
訪問販売で契約した内容の多くで、いくつかの問題が発見できるかもしれません。
・クーリングオフについて触れていない
・契約書内に必要な項目が入っていない
・現地を詳しく調査していない
価格だけに飛びつかせて、本来踏むべき方法を大幅に端折る業者が多く、そのままでは適切に契約を結べていないというケースが確認できています。
ほんの少しでも不安を感じた際は、セカンドオピニオンとして弊社にご相談ください。
業者の情報を検索しよう
訪問販売で契約してしまった場合は、契約先の業者について必ずネット検索してください。みるべきポイントは以下のとおりです。
・所在地
・施工実績
・口コミ
最低限、この3点だけは確認しましょう。
所在地の確認は、掛川市内にある業者かを確認するためです。外壁工事で市が用意している補助金や助成金を活用する場合、『市内の業者による施工でなければ補助を受けられない』という条件が必ずついています。
しかし、その業者が市外の業者だった場合、全額をオーナー様の実費で支払わなければならないのです。これは外壁塗装や屋根塗装だけではなく、生垣の剪定といったエクステリア工事でも同様のことが言えます。
施工実績の確認は、その業者が本当に外壁塗装を行える業者なのかを確認するためです。稀に、訪問販売で契約した業者が取次店で、実際の施工業者は別にあるというケースもあります。いざ工事の段階になって、契約とは違う工事が行われるというトラブルも発生する可能性があります。
契約した業者自身が施工しているという確証がない場合、その契約自体がかなり危ないと覚えておきましょう。
ただし、ハウスメーカーに依頼する場合は別です。ハウスメーカーは総合リフォーム業者のため、そもそもの工事契約に外注業者が含まれています。ハウスメーカーの指定した業者がリフォーム工事にあたるため、悪質な契約とは言えないのです。
ネット上にある口コミは必ずチェックしてください。評判の悪い業者の場合、工事中のマナーの悪さが原因でご近所トラブルに発展するなんてこともあるのです。
消費者センターに相談しよう
『いろいろ調べた結果、業者の情報が確認できなかったり、評判の悪い業者ばかりだったりしたから契約を解除したい』という場合は、一度契約解除の申し出をしてみてください。訪問販売の場合、クーリングオフの対象になっています。
しかし、契約時にクーリングオフについて触れていなかったり、そもそも外壁塗装はクーリングオフの対象外だという説明を受けていたりすると、ここで契約解除できないものだと勘違いしてしまうかもしれません。
ここで覚えておいて欲しいのが「訪問販売はクーリングオフの対象」だということです。
ただし、契約書内にそのような文章が入っていない場合は「必ず8日以内に契約解除を申し出る」ことを忘れないでください。
・クーリングオフに対する説明を受けていない
・クーリングオフできないと言われた
これらを証明することは非常に難しく、証拠を提示できない場合は「正しく説明を受けた上で契約した」ものとして扱われてしまいます。契約書内に不備があれば、その不備を正すまでは契約成立にはならないのですが、契約書が適切に作成されている場合は、契約日を含めて8日以内に解除申請をしなければならないという決まりがあるのです。
もし不安を感じて、セカンドオピニオンにも気が引けるという場合は、一度消費者センターに相談するのもおすすめです。契約内容を確認し、業者に対する調査も行ってくれます。
クーリングオフは時間との勝負という面があるため、消費者センターも相談当日にわかる範囲で適正な業者かどうかを確認してくれることがほとんどです。
掛川市の消費者センター情報をまとめましたので、ぜひご活用ください。
掛川市消費生活センター
所在地
〒436-8650 掛川市長谷1－1－1
電話番号
(0537)21-1149
受付時間
※曜日別の相談受付時間です。「昼休み等」は、相談を受け付けていない時間となります。
土曜日｜休
日曜日｜休
月曜日｜8:30～17:00（12:00～13:00は昼休み等）
火曜日｜8:30～17:00（12:00～13:00は昼休み等）
水曜日｜8:30～17:00（12:00～13:00は昼休み等）
木曜日｜8:30～17:00（12:00～13:00は昼休み等）
金曜日｜8:30～17:00（12:00～13:00は昼休み等）
特記事項
祝日、年末年始は除く
引用元｜独立行政法人：国民生活センター：掛川市消費生活センター
信頼できる外壁塗装業者の特徴
ご自身で業者をチェックする場合、以下の内容を確認してみることをおすすめします。これらに該当する場合、訪問販売業者だったとしても適当な工事を行うようなことはないでしょう。
外壁塗装の有資格者
外壁塗装にはさまざまな資格があります。その資格を保有している業者であることを確認してみてください。職人ごとの紹介や、会社全体で保有している資格などは、ホームページ上で掲載しているところが多くなっています。
ここで気をつけなければならないのが「記載だけではなく証書の画像も掲載されているか」です。◯◯資格保有と書かれているだけでは、本当に資格を保有しているかわかりません。悪質業者の場合、それらの嘘を平然と羅列することもあるのです。
しかし、職人の名前が記載された証書が一緒に掲載されているのであれば、本当に有資格者がいると判断する一つの材料になるというわけです。
雨漏りに対する有資格者
外壁塗装だけではなく、雨漏りに対する資格を保有している業者であれば、仮に訪問販売であっても間違った工事はされないでしょう。あくまでも判断基準ですが、雨漏り対策がしっかりとできるのであれば、塗装がすぐに劣化するような状況にはなりにくいでしょう。
塗料メーカーの加盟店
大手塗料メーカーは、専門の加盟店システムを用意していることがあります。弊社では「株式会社アステックペイント」の加盟店システムである「プロタイムズ」に加盟しています。他社でも同様な加盟店システムを用意していて、そこに加盟するには一定以上の実力がなければ加盟できません。
なぜなら、塗料メーカーの名前を背負って仕事を受けるため、その業者の評判が悪くなるということは、塗料メーカーそのものの評判が悪くなるのと同等だからです。
塗料メーカーに加盟しているかどうかは大きなポイントになります。
怪しい訪問販売業者が来たら鈴建にご一報ください！
外壁塗装は、できる限り訪問販売業者との契約ではなく、オーナー様自ら足を運んで契約するか、お電話やメールで劣化診断を受け手から行うようにしましょう。訪問販売で後悔するケースが非常に多く発生しています。ぜひご注意してください。
もしお得な工事費用に惑わされてその場で契約してしまった場合、消費者センターに連絡してから、弊社『鈴建』にご相談ください。本当にその契約で書かれている工事が必要なものなのか？など、くわしくお調べしてアドバイスさせていただきます。ぜひ一度ご相談ください！
