お住まいの建物が劣化しているかどうか、その判断基準を知っているとメンテナンス時期を見極められます。また、訪問販売業者などの不要な工事契約に対しても、適切な対処ができるようになるでしょう。
この記事では「外壁の劣化のサイン」についてご紹介していきます。
外壁に現れる劣化症状について
外壁の劣化は、ある日突然発生するものではありません。日々少しずつ劣化を進めているため、注意深くチェックしているとトラブルが表面化する前に劣化状況に気づくこともできます。
しかし、多くの場合「劣化が表面化してから」外壁の対処に入ることがほとんどです。
・ひび割れ
・チョーキング
・塗膜の浮き
・塗膜剥がれ
・苔やカビの発生
これらの発生があったら外壁の劣化を疑いましょう。
苔やカビの発生
外壁の表面に苔が生えたり、うっすらとカビが生えはじめたりという状況は、かなり外壁が傷みはじめている証拠です。苔は緑色に群生するので見つけやすいですが、外壁に発生するカビは黒く点在することが多く、汚れと見間違うケースもあるため、発見そのものが遅れることもあります。
苔が生えている場所は、すでに塗膜のコーティング力が弱まっていて、低汚染性も弱まっていることを意味しています。
ひび割れ
外壁のひび割れは、建物の揺れ・振動によって発生することがほとんどです。表面の塗膜の柔軟性が不足している場合、ちょっとした振動によって塗膜が割れてしまいます。そして、問題は塗膜以上に「外壁材のひび割れ」になってしまうことです。
外壁材そのものがひび割れを発生した場合、その場所から雨漏りに発展してしまう恐れがあります。
基本的に、線状のひび割れだけが発生している場合であれば、すぐに雨漏りにまで発展する可能性は低いです。しかし、そのまま放置することで、内部への浸水が進んでしまい、別のトラブルの発生源になる可能性は否めません。できるだけ早く対処することをおすすめします。
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チョーキング
外壁の表面に白い粉が浮き出る状態を「チョーキング」といいます。実際に白い粉が目視でわかる状態まで症状が進行している場合は、早急に対処することをおすすめします。
ほとんどの場合、外壁に触れてしまった衣服に付着する白い粉によって劣化状況を把握することが多いです。
外壁に触れた際に指が白くなってしまう状態であれば、それがメンテナンス時期のサインです。
塗膜の浮き
外壁の表面が劣化していくと、内部に水が入り込んでしまいます。その状態が長引くと、塗膜が浮いてしまうという状況が生まれてしまうのです。塗膜が浮くと、そこでカビが発生してしまったり、外壁材を劣化させてしまったりというトラブルに発展してしまうため、良い状態とはいえません。
また、外壁塗装したてでも塗膜の浮きが発生する場合もあることを覚えておきましょう。弾性の強い塗料の場合、熱膨張によって塗装した場所(塗膜)が膨らんでしまうケースがあります。施工直後に発生するトラブルなので、このようなケースでは業者の保証サービスで対処してもらえることがほとんどです。
塗膜剥がれ
外壁に現れるトラブルの多くは、最終的に塗膜剥がれにつながってしまいます。剥がれたら塗り直せば良いという単純な問題ではなく、塗膜剥がれが発生した理由をしっかりと把握しなければ、施工直後に再度剥離が発生する可能性もあるのです。
ひび割れを放置すると、塗膜と外壁材の間に水が侵入してしまい、密着力をどんどん奪います。その結果塗膜が剥離してしまうというケースが出ることもあります。他にも、直接飛来物がぶつかることで、外壁が損傷。ひび割れてしまい、そこから剥がれはじめるというケースもあります。
このような状態になったら、できるだけ早く対処しなければなりません。
外壁塗装の劣化症状への対処方法
では、外壁の劣化が確認できた場合にはどのような対処をすべきかを確認していきましょう。ポイントを知っていれば、状況の悪化を一時的に食い止めることもできます。
ただし、自分ですべての劣化に対処することは難しいので、早めに専門業者による施工が必要だということを覚えておきましょう。
外壁塗装の劣化症状①|苔やカビの発生への対処方法
基本的に、洗い流したり、こすり落としたりすることはやめましょう。苔やカビを発見したら、できる限り早く専門業者に相談してください。すでに劣化している外壁をこすってしまうと、最悪の場合塗膜が剥がれる恐れがあります。
苔やカビの発生にオススメの塗料|アステックプラスSW
防カビ対策や防藻対策に最高の威力を発揮してくれる下塗り材です。苔やカビは上から塗り固めるだけでは対処できません。今ある問題を解決しつつ、今後発生する可能性を絶たなければならないのです。
苔やカビの発生にオススメの塗料|超低汚染リファインシリーズ
防水性と超低汚染性の高い塗料で上塗りしておくことで、以降の苔の発生しやすい状況を打ち消します。低汚染性が高いため、カビの発生原因となる汚れが保持できなくなるため、カビ対策にもうってつけです。
外壁塗装の劣化症状②|ひび割れへの対処方法
外壁材の種類を確認しましょう。金属系サイディング材であれば、ひび割れ周囲にサビが発生していないかもチェックしましょう。
また、接合部のシーリングにも目を向けてください。もしひび割れや黒く変色しているような場合は、全面的な外壁塗装が必要になります。
1mm以上の幅が開いている場合は、外壁材自体が割れている可能性が高いため、早急に業者を呼びましょう。
ひび割れにオススメの塗料|EC5000-PCM
ピュアアクリル樹脂を使用しているため、施工後のひび割れを塗膜が保持してくれます。
ひび割れにオススメの塗料|超低汚染リファイン弾性
超低汚染性能のおかげで、外壁の汚れをセルフクリーニングできます。また、弾性塗料なのでひび割れづらくなります。
外壁塗装の劣化症状③|チョーキングへの対処方法
粉が浮いているのが目視でわからない程度であれば、一旦外壁を洗い流しておきましょう。衣服がこすれた際に汚れが付着しないで済みます。
もしすでに粉が目視できるような状態まで症状が進行している場合は、洗い流さずに業者を呼びましょう。
すぐに大きな問題が発生するわけではありませんが、ボロボロと剥がれはじめる可能性もあります。
チョーキングにオススメの塗料|シリコン革命REVO1000
低価格でありながら高いロングライフ性能を発揮してくれるシリコン塗料です。耐用年数は15年前後と、非常に優れた塗料です。
チョーキングにオススメの塗料|フッ素革命REVO1000
高級塗料のフッ素塗料をリーズナブルに施工できるので、施工後の美観を長く維持し続けられます。
外壁塗装の劣化症状④|塗膜の浮きへの対処方法
塗膜が浮いて内部に水が溜まっているような状態であれば、思い切って塗膜を切ってしまいましょう。内部に水を留めておくよりも、しっかりと乾燥させた方がトラブルの進行を食い止められます。
ただし、できる限り早く業者による処理が必要だということを覚えておいてください。
塗膜の浮きにオススメの塗料|エポパワーシーラー
最強の密着力を発揮するための下塗り材です。外壁材によっては密着力を発揮するのが難しい場合もあるため、しっかりと下塗り材で処理することが望ましいでしょう。
下塗り不要な塗料の場合、塗料自体の持つ性能を弱めてしまう可能性があるため、使用する際には注意が必要です。
塗膜の浮きにオススメの塗料|無機ハイブリッドシリーズ
密着性を高めた上で、その後の塗膜の膨らみを抑えられる塗料です。無機質の硬さが外壁を確実にガードしてくれるでしょう。
外壁塗装の劣化症状⑤|塗膜剥がれへの対処方法
とにかく早く業者を呼んでください。塗膜だけの問題であれば良いですが、そのまま放置すると外壁材そのものがダメになってしまいます。
塗膜剥がれにオススメの塗料|超低汚染プラチナリファインシリーズ
プロタイムズ加盟店にだけ許されている最強の「プラチナシリーズ」がおすすめです。耐用年数も20年以上という、アステックペイントが誇る最高の塗料になっています。
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外壁の劣化状況によってご提示できるプランも変わるので、一度鈴建の外壁診断をご検討ください。
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