掛川市で戸建て住宅の外壁塗装を考える際、排気ガスが外壁に与える影響を無視することはできません。自動車の排気ガスは、塗装表面に固着する汚れの主な原因の一つであり、これが外壁の美観だけでなく、耐久性にも悪影響を及ぼします。
この問題に対処するため、鈴建では特に低汚染性や超低汚染性塗料を推奨しています。これらの塗料は、汚れが付着しにくい表面を作り出し、雨水とともに自然に汚れを洗い流す親水性を備えています。
本コラムでは、掛川市における戸建て住宅の外壁塗装に最適な方法と、排気ガスによる汚染を最小限に抑える塗料の選び方について詳しく解説します。特に、交通量の多い地域にお住まいの方や、外壁が直接排気ガスの影響を受けやすい立地の住宅をお持ちの方にとって、この情報は外壁を長持ちさせるための重要な知識となるでしょう。
外壁塗装を通じて、家全体の保護を図りながら、快適な居住空間を維持する方法をご提案します。
外壁の汚れの原因
外壁の汚れは、ある程度防ぐことができます。しかし、時間が経つにつれて汚れが付着しやすくなってしまうので、そうなる前に対処が必要です。
では、外壁が汚れる原因とはどんなものになるのでしょう。
外壁塗装の劣化
外壁塗装には、汚れを付着させづらくする「低汚染性」という効果が付与されています。以前は一部の塗料にしか採用されていなかった効果ですが、現在手に入る塗料のほとんどが低汚染性に優れた塗料となっています。そして、低汚染性をさらに進化させた「超低汚染性」を持つ塗料まで出てきているのです。
低汚染塗料は、外壁に汚れが付着することを防ぎます。塗料表面をできる限り滑らかな状態で硬化させることで、汚れの付着する溝を作らないような塗料となっています。しかし、経年劣化によって樹脂が痩せてしまい、汚れが定着できる部分が生まれるとこの低汚染性が確保できなくなってしまうのが低汚染塗料の弱点です。
その弱点を克服したものが「超低汚染塗料」になります。
まず、塗料の密度が非常に高く、低汚染塗料以上の汚れの付着防止能力に長けています。つまり、樹脂が痩せる隙間を作らせないような構成ということです。そのため、低汚染能力を長期間維持することができるようになっています。
さらに、親水性を上げることで「汚れを洗い流す」という特徴も持たせてあり、従来であれば外壁洗浄の工事が必要だったところ、雨が降るたびに「勝手に綺麗になる」という高機能を実現できました。
親水性というのは「水を留める能力」のことで、汚れが付着した場合「外壁と汚れの間に水が入り込む」ことで汚れを洗い流すことができるのです。
このような効果は、経年劣化とともに失われていくため、外壁塗装が劣化すると汚れやすくなってしまうのです。
雨による汚れ
雨は決して綺麗な水ではありません。多くの汚れを含んだ状態で降ってくるものです。そのような汚れた水が付着するため、表面に残った状態で乾いてしまえば、当然汚れが残ってしまうのです。
これは、超低汚染塗料だったとしても防ぐことはできません。なぜなら、親水性が高いからです。汚れを洗い流す能力は、一定レベルを超えた水の塊になることで発揮されます。しかし、流れ落ちるだけの重さを持てなかった水は、その場に残ってしまうため、その場で汚れを抱えたまま乾いてしまうというわけです。
もちろん、水道水で洗い流せばそのような汚れも洗い流すことはできます。しかし、メンテナンスフリーを期待して超低汚染塗料を使用するのですから、わざわざ洗浄するような手間はかけたくありません。
その結果、外壁塗装の劣化も進行してしまい、外壁に汚れが残りやすくなってしまうわけです。
排気ガスの汚れ
外壁の種類によっては、最初から凹凸が多いために汚れが付着しやすい場合があります。モルタル壁のように吹付けタイルで仕上げている場合は、特に汚れやすい状態と言えるでしょう。
そのような場合、エンジン始動直後の不純物が多い排気ガスによって外壁が汚れてしまいます。低汚染塗料を使っていたとしても、重度の汚れを直接吹きかけられれば対応しきれません。
工場等の周囲環境の存在
建物の周囲に、汚れを排出してしまうような工場等の施設があった場合には、その排気に含まれる汚れが付着してしまうでしょう。周囲に影響を与えないように、超高温で燃やし尽くしていたとしても、全ての汚れが消え去るわけではありません。
工場のように、わかりやすく汚れを排出する施設であれば把握しやすいですが、他にも「周囲環境」によって、汚れが発生しやすいということも覚えておきましょう。
例えば「鳥」が多い地域であれば、糞による汚れが付着しやすくなります。この糞は、外壁塗装を劣化させる大きな問題です。しかも、金属部分をサビさせる作用も持っているので、しっかりと対処しなければならないのです。
また、火山地帯であれば「火山灰」は大きな問題となります。黄砂の影響も大きいでしょう。このように、外壁が汚れてしまう原因は非常に多く、外壁塗装や外壁材そのものを劣化させる原因となっているのです。
外壁の汚れは外壁洗浄で対処
たとえ超低汚染塗料を使用していたとしても、あまりにも汚れが付着しやすい状態であれば「外壁洗浄」をしましょう。建物の耐久性を維持するためには、どんなに便利な塗料を使用したとしても、多少の手入れは必要なのです。
では、外壁洗浄をすることでどんなメリットが生まれるか考えてみましょう。
美観を保つ
外壁洗浄をすることで、汚れを洗い流して美観が戻ってきます。汚れが目立ちづらい色を使っていたとしても、綺麗な部分と汚れている部分では、やはり印象が違うものです。
外壁を汚れたままにしておくと、外壁塗装の劣化にも気づきづらくなってしまうため、定期的に洗浄することをおすすめします。
カビやコケの除去
外壁の汚れは、熱源にもなれば水分を保持する場所にもなってしまいます。その結果、カビやコケが発生しやすい状態になってしまうのです。カビやコケというのは、外壁塗装に根を張り劣化を促進してしまう厄介な存在です。しっかりと除去することで、外壁材へのダメージを防止しましょう。
ただし、カビやコケは「表面だけを除去しても意味がない」ため、できれば業務用の高圧洗浄機による強力な洗浄が望ましいです。
自分で外壁洗浄できるの?
外壁洗浄は、汚れの状況によってはご自分で行うことも十分可能です。定期的に汚れを落とすという習慣があると、外壁塗装の劣化も遅らせることができるでしょう。
ブラッシングで埃はらい
雨の後に残ってしまう汚れは、軽く払うことでも十分落とすことができます。雨に含まれている汚れというのは、雨が蒸発する際に「外側」に向かって乾燥しているので、軽く払うだけでも対処できるのです。
一方、外壁に「染み込んで」しまう場合は、汚れは「内側」に向かっているので、軽く払っても深く入り込んでいる部分が落とせません。
このような状態の場合、力を込めれば落とせるような気がするかもしれませんが、決して無理やり払い落とそうとはしないでください。
塗装表面に傷が残ってしまい、余計汚れが付着しやすい状況になってしまいます。水道のシャワーで洗い流すことをおすすめします。
家庭用高圧洗浄機で洗い流し
通常の水道水よりも圧力をかけて洗浄できるので、家庭用の高圧洗浄機を使用することも良いでしょう。最大圧力をかけた場合でも「15Mpa以下」なので、外壁を痛めるほどの威力はありません。
ただし、そもそも劣化が進んでいる外壁の場合は、たとえ15Mpa以下であっても外壁にダメージを与えてしまう可能性があるので、無理は禁物です。
業務用高圧洗浄機はすごい
業務用の高圧洗浄機は「超高圧洗浄機」として販売されています。威力も50Mpa以上を発揮できるため、局所的に500kg以上の圧力をかけながら汚れを強制的に剥がすことができるのです。
正確には「1cm2に対し瞬間的に500kgの力を加わえられる」能力を持っているので、非常に危険なレベルの洗浄機だということがわかるでしょう。
決してご自分で購入してしようとは考えず、業者に依頼するようにしましょう。
美しい外壁を維持するなら鈴建におまかせください!
掛川市で戸建ての外壁塗装を検討している方々にとって、外壁の汚れは避けられない問題です。
排気ガスや自然環境からの影響で外壁が汚れやすいことは事実ですが、鈴建では最先端の超低汚染塗料を使用して、これらの問題に効果的に対処します。親水性技術により、汚れが降雨時に自然に洗い流されるため、維持管理の手間を減らすことが可能です。
しかし、時には専門的な外壁洗浄が必要になることもあります。その際は、鈴建のプロフェッショナルなサービスを利用して、外壁の美観と機能を長期間保持しましょう。
外壁塗装や定期的なメンテナンスのご相談、またはお見積りが必要な場合は、お気軽に私たちの問い合わせフォーム、メール、またはお電話でご連絡ください。
また、直接のご相談を希望される方は、ぜひショールームへお越しください。鈴建が全力でサポートし、あなたの家を新たな輝きで包み込みます。