サイディングの外壁にできた欠けやひび割れ、放置すると雨漏りや外壁の劣化につながり、深刻な問題に発展する可能性があります。
しかし、DIYで補修すれば、プロに依頼するよりも費用を抑え、愛着のある家を自分で守ることができます。
この記事では、サイディングの欠け補修をDIYで行うための具体的な手順と注意点、必要な工具や補修材の選び方などを解説します。
□サイディング欠け補修の基礎知識
サイディングの欠け補修を始める前に、まずは基礎知識を理解することが重要です。
1:サイディングの種類
サイディングは、素材によって種類が異なります。
代表的な種類は以下の通りです。
・窯業系サイディング：セメントと繊維を混ぜて焼いたもので、耐久性と耐水性に優れています。
・金属系サイディング：アルミやガルバリウム鋼板など金属製のサイディングで、軽量でサビにくいのが特徴です。
・木質系サイディング：木材を加工したサイディングで、自然な風合いが魅力です。
2:欠け補修に必要な知識
サイディングの欠け補修には、いくつかの注意点があります。
・欠けの大きさや深さによって、使用する補修材や作業方法が異なります。
・補修材の種類によって、硬化時間や耐久性が異なるため、適切なものを選ぶ必要があります。
・補修後、塗装が必要になる場合があります。
3:注意点
・作業前に必ず安全対策を行い、保護メガネやゴム手袋を着用しましょう。
・高所での作業は危険です。
足場をしっかり確保するか、無理のない範囲で作業を行いましょう。
・作業中は、周囲に人がいないか確認し、注意を払いましょう。
□サイディング欠け補修のDIY手順
サイディングの欠け補修をDIYで行う手順は以下の通りです。
1:準備
・必要な工具と補修材を揃えます。
・作業場所を確保し、周囲に人がいないか確認します。
・安全対策を行い、保護メガネやゴム手袋を着用します。
2:欠け部分を清掃
・欠け部分とその周辺を、ワイヤーブラシやスクレーパーで丁寧に清掃します。
・汚れや古い塗料を取り除き、補修材が密着しやすい状態にします。
3:マスキングテープを貼る
・欠け部分の周囲にマスキングテープを貼り、補修材が飛び散るのを防ぎます。
4:補修材を充てんする
・適切な補修材を選び、欠け部分に充てんします。
・補修材は、ヘラなどで均一に塗り広げ、表面を平らにします。
5:補修材を乾燥させる
・補修材が完全に硬化するまで乾燥させます。
・乾燥時間は、使用する補修材によって異なります。
6:表面を研磨する
・補修材が硬化したら、サンドペーパーなどで表面を研磨し、滑らかにしていきます。
7:塗装する
・必要に応じて、補修箇所を塗装します。
・塗装する場合は、補修材と同じ色合いの塗料を選びましょう。
□まとめ
この記事では、サイディングの欠け補修をDIYで行うための手順と注意点について解説しました。
自分で補修することで、費用を抑え、愛着のある家を長く美しく保つことができます。
ただし、高所での作業や大きな欠けの補修など、不安な場合は、無理せず専門会社に依頼することをおすすめします。
