鈴建ブログ

塗装について
2023.12.20

外壁のタイル部分を張り替える工法を説明します!

外壁のタイルは、家の美観を左右するだけでなく、その耐久性にも大きく関わっています。
この記事では、タイルの張り替えに必要な工法、適切なタイミングを説明します。
タイルの劣化や浮きにお悩みの方は、ぜひこの情報を参考にしてください。
 

□外壁のタイル部分の張り替え工法

 
1.改修範囲の確認
 
まずは、タイルの浮きや割れの範囲を特定することから始めます。
テストハンマーを使用して打診し、異常が確認された部分をマーキングしましょう。
 
2.張替え部に切り込みを入れる
 
次に、電動カッターを用いて、張替えが必要なタイルと健全なタイルの境界に沿って切り込みを入れます。
この作業により、後の工程でタイルを取り除く際の精度が向上し、周囲のタイルへのダメージを最小限に抑えられます。
 
3.タイル陶片の除去
 
はつり道具を使って、損傷したタイル陶片とそれを支えるモルタルを丁寧に除去します。
この際、ワイヤーブラシやディスクサンダー等を使用して、次の工程のための清掃も行います。
 
4.接着剤を塗布する
 
新しいタイルを張り付ける前に、接着剤をクシ目ゴテで均一に塗布します。
この工程は、タイルの密着度を高め、長期にわたる耐久性を確保できます。
 
5.タイル陶片の張替え
 
新しいタイル陶片をもみ込むようにして張り付けます。
この時、タイルの位置や角度に細心の注意を払いながら調整しましょう。
 
6.タイルを養生
 
タイルを張り終えた後は、接着剤が硬化するまでの24時間以上、衝撃や降雨から保護するために養生します。
 
7.目地モルタルの調合と充てん
 
目地モルタルを製造所の仕様に従って調合し、ゴムゴテで目地に充てんします。
 
8.拭き取りと目地押さえ
 
余分な目地モルタルをスポンジで拭き取り、目地ゴテで目地押さえを行います。
これにより、目地が均一になり、見た目の美しさだけでなく、防水性も向上します。
 
9.清掃と自主検査
 
最後に、タイル表面や作業範囲外に付着した汚れを清掃し、自主検査を行います。
この検査により、作業の完了と品質の確認を行います。
 

□タイル張り替えの適切なタイミングとは?

 

*タイルの張り替えの目安

 
タイル自体は長持ちする素材ですが、その接着剤の寿命は約10から15年です。
この期間が経過すると、接着力が低下し、タイルの浮きや落下のリスクが高まります。
そのため10年を目安に当社のような外壁塗装会社のチェックを受けることをお勧めします。
 

*劣化を放置した場合のリスク

 
タイルの劣化や浮きを放置すると、水分が壁内部に浸透し、建物の骨組みを腐食させる原因となります。
また、強風時にはタイルが落下し、大きな事故につながる恐れもあります。
 

*外壁のチェックポイント

 
外壁をチェックする際は、タイルの浮きや割れ、目地のひび割れに注意しましょう。
また、色褪せや汚れもタイルの劣化のサインです。
これらの兆候が見られたら、張り替えを検討するタイミングと言えるでしょう。
 

□まとめ

 
タイルの部分張り替えは、家の美観を保つだけでなく、その構造を守るためにも重要な作業です。
適切なタイミングで、正しい方法で行うことで、家を長く安全に保ちましょう。
家のメンテナンスを計画する際はお気軽に当社までご連絡ください。

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