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2024.05.17

掛川市の外壁塗装は鈴建にお任せ|マンションの外壁塗装前の下処理「ケレン作業」について

掛川市の外壁塗装は鈴建にお任せ|マンションの外壁塗装前の下処理「ケレン作業」について

 

外壁塗装は、マンションの価値を維持し、美観を保つために欠かせない作業です。

 

特に掛川市のような地域では、気候条件によって外壁の劣化が進みやすいため、定期的な塗装が必須となります。外壁塗装の過程で特に重要なのが、下処理作業です。

 

この段階で使用されるサンドペーパーなどの道具は、塗料の密着性を高め、長持ちする仕上がりを実現します。マンションの外壁塗装を考える際には、ただ色を塗るだけではなく、どのように下処理を行うかが、最終的な結果に大きく影響します。

 

今回のお役立ちコラムでは、掛川市にお住まいで、マンションの外壁塗装をお考えの方々に、その重要性と正しい下処理の方法についてお話ししていきたいと思います。

 

ケレン作業とその役割

ケレン作業とその役割

 

外壁塗装や屋根塗装を行う場合、非常に有用な役割となるのが「ケレン作業」です。この作業を下さお蟹してしまうと、せっかく最高の仕上がりで作業を終えたとしても、後日修正工事を行わなければならなくなる恐れがあるのです。

 

ケレン作業の役割を知っておくことで、塗装工事の際に職人が行っているケレン作業の意味を理解することができます。ケレン作業のおもな役割は以下の3つです。

 

  • ・サビ落とし
  • ・前回の塗膜落とし
  • ・高圧洗浄では落とせない汚れを落とす

 

それぞれをくわしくお話ししていきます。

 

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ケレン作業の役割①|サビ落とし

 

ケレン作業の大きな目的は「サビ落とし」になります。金属部分に発生しているサビを落とすことで、滑らかな表面を作り出すことができるのです。

 

サビというものは、鉄サビのような赤サビでも、アルミに発生するような白サビでも、金属表面の上に発生します。赤サビの場合は内部に侵食していき劣化させるのですが、白サビの場合は内部ではなく表面で大きく成長していくのです。

 

このような状態で塗装を行なった場合、塗料の密着性が落ちてしまい、剥がれてしまう可能性が高くなります。赤サビの場合は、サビた鉄部分が剥がれ落ちやすくなっているので、余計に塗装の影響が大きくなるでしょう。

 

ケレン作業の役割②|前回の塗膜落とし

 

一般的に、ケレン作業として認識されているのは「サビ落とし」の部分だけなのですが、実は「塗膜剥がし」もケレン作業の一部なのです。前回の塗膜というのは、すでに劣化して剥がれ始めている部分もあるため、新しい塗装にとっては「密着の障害物」でしかありません。

 

これをしっかりと剥がすことも、新しい塗装を正しく施すためには重要な作業だと言えるのです。

 

ケレン作業の役割③|高圧洗浄では落とせない汚れを落とす

 

そもそも、外壁塗装の工事開始で最初にすべきなのは「高圧洗浄」です。ここで使う高圧洗浄機は、通常の一般家庭用のものとは比較できないほどの強力な道具を使用します。非常に高圧で外壁を洗浄できるので、密着力が弱くなっている塗膜などは洗い流されてしまいます。

 

しかし、完全に全てを落とし切ることは難しく、けいやで洗い落とせなかった汚れや旧塗膜は、ケレン作業で取り除く必要があるのです。

 

ケレン作業で使用する道具

使用する道具

 

ケレン作業で使用する道具には、意外とたくさんの種類があります。使い方次第では非常に簡単に汚れを落とすことができるのですが、ひとつ間違えば外壁に大ダメージを与えてしまう可能性もあるので、作業には最新の注意が必要なのです。

 

ケレン作業で使用する道具には以下の6つが挙げられます。

 

  • ・サンドペーパー
  • ・皮すき/てこ/へら
  • ・スクレーパー
  • ・ワイヤーブラシ
  • ・マジックロン
  • ・サンダー

 

それぞれの特徴をご紹介しましょう。

 

ケレン作業で使用する道具①|サンドペーパー

 

いろいろなところで使用される機会が多いサンドペーパーですが、ケレン作業でもサビ落としで非常に活躍の場が多いです。ただし、鏡面仕上げにしなければならないわけではないため、使用するのは比較的小さな番手のサンドペーパーになります。

 

あまりにも番手が小さなものは柔軟性が悪いので、ケレン作業しづらくなる傾向があります。そのため、250番手から800番手程度までが使用される限度となっていることが多いです。

 

それ以上粗いやすりを必要とする場合は、別の道具を使用しています。

 

ケレン作業で使用する道具②|皮すき/てこ/へら

 

片刃の金属へらのことを「皮すき」と呼んでいます。実際に皮革業では革を漉く作業で用いるため、そこから命名されている道具です。幅広いものになるほど広範囲に対して効果を得られるのですが、金属ヘラが湾曲すると外壁との密着性が悪くなり、部分的に浮いてしまうため、職人ごとに扱いやすいサイズの道具が使用されています。

 

皮すきを使用する場合、外壁材に凹凸が元々あるようなサイディングなどは対象外となることが多いです。マンションの場合、コンクリート壁に対して外壁塗装を施しているので多用されますが、戸建て住宅では使用する場面を選ばなければなりません。

 

ケレン作業で使用する道具③|スクレーパー

 

皮すきと同様に、平面をこそぎ落とすように使用されるのがスクレーパーです。外壁塗装業界で使用されるスクレーパーは、比較的「首長」なものが多く、皮すきでは入りきらない奥まった部分の汚れを落とす際に使用されています。

 

しっかりと硬さを持ったものが一般的ですが、若干柔軟性のある金属で作られているものも使用される頻度が高いです。

 

ケレン作業で使用する道具④|ワイヤーブラシ

 

サンドペーパーでは行いづらい「狭い部分」のサビ落としや汚れ落としでは、ワイヤーブラシを使用してケレン作業を進めていきます。

 

金属部分のサビ落としでは、金属製のワイヤーブラシを用いることが多いです。ブラシの縦幅は比較的多いものが一般的ですが、横幅に関しては幅広のものと狭めのものが両方とも必要です。

 

これは、開けている部分を作業するのか、細かく狭い部分を作業するのかで使い分けるため、幅広のワイヤーブラシだけでは対処できない部分が必ず出てきます。

 

また、ナイロン毛のワイヤーブラシも使用する場面は多いです。外壁材に硬さがないような場合、金属製のワイヤーブラシを使ってしまうと外壁材がボロボロと剥がれてしまうのです。そのような劣化が進んでしてブラッシングをしなければならない場合は、ナイロンブラシで優しく汚れを落とす必要があります。

 

外壁そのものを補修・差し替えなどできれば良いのですが、予算の都合上大改修できない場合には手間をかけるしかないのです。

 

ケレン作業で使用する道具⑤|マジックロン

 

サンドペーパーの粗目が必要な場合、マジックロンという研磨たわしを使用して広範囲のケレン作業を行います。

 

マジックロンというのは「三共理化学」の商品名なので、正式には「研磨たわし」とご紹介するのが正しいのでしょうが、一般的に建築業界の方に「研磨たわし」と話しても通用しないことの方が多いため、共通言語として使用される「マジックロン」でご紹介しました。

 

ケレン作業で使用する道具⑥|サンダー

 

圧倒的利便性を考えれば、サンダーを使用したケレン作業が最も簡単に進みます。ワイヤーブラシの回転体を使用すれば、ブラッシングもサンダーで行うことができるでしょう。

 

ただし、サンダーは非常に強力で、感覚的に「自分の手の感覚ではない」ため、力の入れ具合を間違えると外壁材が破損します。そのため、楽をしようと無理やりサンダーを使用してしまうと、余計な補修を行わなければならない場合も出てくるのです。

 

ケレン作業の重要性とは?

ケレン作業の重要性

 

外壁塗装において、美しい仕上がりと長持ちする耐久性を実現するためには、単に塗料を塗るだけでは不十分です。ケレン作業は、塗装の前処理としてその重要性が非常に高い工程です。

 

この作業は金属だけでなく、木質や樹脂系の材料にも適用され、表面の微細な傷をつけることで塗料の密着を助けます。このようにして「足つけ」効果を得ることで、塗料の持続性が飛躍的に向上し、美観と保護の両方を確保することができるのです。

 

この章ではケレン作業の重要性についてお話ししていきたいと思います。

 

ケレン作業の重要性①|塗料の密着性アップ

 

ケレン作業を行うのは、何も金属材に対してだけではありません。木質系の材料や樹脂系の材料に対しても行う作業なので、サビ落としだけを目的としているわけではありません。

 

もちろん、金属材に発生したサビ落としもするのですが、ケレン作業には「足つけ」の効果も期待できるのです。足つけとは「塗料が密着しやすいように面を荒らす」工程になります。

 

例えば、傷ひとつないガラスに対し、絶対に剥離しないように塗料を塗ることはかなり難しいです。しかし、ここにちょっとした傷やひび割れがあったとしたら話は変わってきます。その「ちょっとした隙間」に塗料が入り込むことで、無傷の時よりも塗料が剥離しづらい状態「根を張る」からなのです。

 

足つけとは、この「根を張る」部分を作る作業となるため、密着性が悪い材に対しても塗料がしっかりと乗るようになるというわけです。

 

ケレン作業の重要性②|サビの根絶

 

結局、ケレン作業ではサビ落としを徹底するという役割が大きいため、できる限りサビを落とし切る必要があります。足つけ効果も重要ですが、ケレン作業で足つけをすべきか、下塗り材を強力なものにしてやるかは業者の判断になるのです。そして、一般的には下塗り材に頼る傾向にあります。

 

サビは「サビ止め剤」を使用して進行を止めるのですが、肝心のサビ止めが末端部分まで浸透しなかったら意味がありません。そのため、しっかりとケレン作業でサビの根っこに近づいて、確実に根っこまで浸透するように対処が必要です。

 

鈴建が実践する徹底したケレン作業の重要性

鈴建が実践する徹底したケレン作業の重要性

 

ケレン作業は外壁塗装の成功を左右する重要な工事工程です。この作業を怠ると、塗料の密着性が低下し、長期的な品質に影響を及ぼします。掛川市で外壁塗装を検討している方々にとって、正確な下処理は建物の保護と美観維持に不可欠です。

 

鈴建では、専門の技術と最新の設備を駆使し、各外壁材の状態に応じた適切なケレン作業を行っています。不安なく塗装工事を進めたいなら、ぜひ当社のショールームを訪れて、リアルな施工例をご覧ください。

 

また、お問い合わせフォームやメール、お電話でも気軽にご相談いただけます。掛川市で信頼できる塗装業者をお探しの方は、鈴建にご連絡ください。お客様の建物を守るため、最適な解決策をご提案いたします。

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