鈴建ブログ

雨漏りについて
2024.06.30

屋根の雨漏りの原因についてご紹介します!

快適で暮らしやすい家づくりを目指している方の中には、屋根の雨漏りでお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくのマイホームなのに、雨漏りが発生してしまうと、気持ちも沈んでしまいます。
今回は、屋根の雨漏りの原因と、雨漏りを防ぐための対策についてご紹介します。
 

□屋根の雨漏りの原因

 
屋根の雨漏りの原因は、大きく分けて3つあります。
 
1: 屋根材の劣化
瓦屋根の場合、瓦のズレ・浮きや割れによりできた隙間から雨水が浸入してきます。
スレート屋根の場合、踏み割れや経年劣化によるスレートの浮き・そりによって雨水が浸入してきます。
金属屋根の場合、屋根の周辺部(棟部・軒部・ケラバ部)から雨水が浸入しやすいです。
 
2: 谷板金の腐食
複雑な屋根形状の場合、屋根の谷部と呼ばれる部分があります。
谷板金と呼ばれる金属製の受けが腐食すると、そこから雨水が浸入してしまいます。
谷板金は屋根材の下に入れて使用するため、腐食・孔開きがわかりにくく、気づいた時には深刻な状態になっていることもあります。
 
3: ケラバからのオーバーフロー
ケラバは切妻屋根・片流れ屋根の端部のことで、捨て水切りが入っていて雨水を排水する仕組みになっています。
捨て水切りに土ほこりや樹種・細い枝などがたまり、隙間をふさいでしまうと、雨水が排水されずオーバーフローして雨漏りが発生します。
 

□屋根の雨漏りの対処方法

 
雨漏りの修理にはいくつかの方法があり、応急処置として以下の手段が推奨されます。
 
1: 防水テープ
防水テープはガムテープのように必要な大きさに簡単にカットでき、特別な工具は不要で、ハサミやカッターがあれば使用可能です。
用途に応じた防水テープを選び、雨漏り箇所の汚れをしっかり落とし、乾燥させた後に防水テープを貼り付けて密着させることで応急処置ができます。
 
2: 吸水シート
ホームセンターやネットショップで購入可能で、1枚で約10リットルの水を5~10分で吸水できるものもあります。
天井からの雨水を吸水シートを入れたバケツで受けると、飛び散りを防ぎ、頻繁に捨てる手間が省けます。
サッシからの雨水浸入を防ぐためにも効果的です。
 
3: 補修スプレー
補修スプレーはホームセンターやネットショップで購入でき、700円から3,800円程度です。
使い方は、補修場所の汚れを取り除き、スプレーをよく振ってから20~30cm離して吹きかけ、均等になるように2、3回塗り重ねます。
乾燥には約24時間かかります。
 
4: コーキング材
コーキング材は10年程度の寿命があり、外壁のつなぎ目や換気扇周りなどで使用されますが、誤った場所に使用すると雨漏りが悪化することがあります。
使用手順は、古いコーキング剤を撤去し、マスキングテープで補修箇所を養生し、プライマーを塗布してからコーキングガンでコーキング材を流し込み、ヘラで均一にします。
マスキングテープは乾く前に剥がします。
 
5: 防水塗料
コンクリート製の陸屋根やベランダ床に塗布して使用し、小さな穴やひび割れを埋められます。
耐用年数は5~10年程度です。
使用手順は、塗布箇所の汚れを取り除き、大きなひびや穴は補修材でふさいでおき、マスキングテープで養生してからシーラーを下地に塗り、防水塗料を最低2回塗ります。
 
6: ブルーシート
広範囲の雨漏りには、ブルーシートを使って浸入部分を覆う方法があります。
バルコニーからの雨漏りにはバルコニーの床面にブルーシートを敷くと効果的ですが、屋根のブルーシート養生は高所作業のため、専門業者に依頼することをお勧めします。
 

□まとめ

 

屋根の雨漏りは、放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。
雨漏りを見つけた際は、早急に専門業者に相談し、適切な対策を講じることが大切です。
本記事が屋根の雨漏りの原因について理解を深める参考になれば幸いです。
 

施行実績エリア

施工実績年間150棟

施工エリア:掛川市、袋井市、菊川市、御前崎市、磐田市、浜松市、森町、島田市
Copyright (C) Suzuken, All Rights Reserved.