鈴建ブログ

雨漏りについて
2024.07.01

掛川市の雨漏り修理は​鈴建にお任せ|雨漏り修理は自分でできる?【応急処置の方法が知りたい】

使う道具は【シートとテープのみ】

 

雨漏りは建物にとって、とても厄介な劣化症状だと言えます。そして、早めに対処をしなければ、間違いなく建物の劣化を早めてしまうということを覚えておきましょう。

 

しかし、常に業者がすぐに対応しに来てくれるとは限りません。特に、雨漏りが発生してしまっているような状況ですと、業者も安全を確保して作業ができないケースも出てくるため、一時的にその状況を凌がなければならなくなります。

 

そんな時、ご自身で対処できるものは適宜対処しておかなければならないのです。

 

今回のお役立ちコラムでは「雨漏り修理は自分でできるのか」という疑問にお答えしていきたいと思います。

 

大前提【屋根には登らないで!】

 

結論からお伝えすると「雨漏りには自分で対応できるものもある」ので、やり方や守らなければならないことをしっかりと理解しておく必要があるということを覚えておいてください。

 

独自の考えで作業した上で、万が一怪我でもしてしまったら大変です。その中で一番重要なポイントとなるのが「屋根には登ってはいけない」ということです。

 

陸屋根や屋上のような「三角屋根ではない形状」であれば良いのですが、一般的な三角屋根には登らないようにしましょう。これだけは何が何でも守ってください。もしこの約束を破ってしまうと、多くの場合「保証の対象外」となってしまうのです。

 

自分で雨漏りの応急処置するときのルール

 

雨漏りをご自身で対処しようと思った時、できるのはあくまでも「応急処置」までです。根治解決はできないということを理解しておきましょう。十分な設備や資材があるのであれば別ですが、完全に解決するためには最低限「足場仮設」ができないことには、ほとんどの雨漏りを完全解決はできないものと知っておいてください。

 

では、どのような雨漏りの応急処置をしていくのかを考えてみましょう。

 

まずは【原因特定】

 

見当違いな対処をしていても、雨漏りは止めることはありません。関係ない作業をしている時間、どんどん建物のダメージは蓄積されてしまうので、しっかりと原因特定ができるようにしましょう。

 

原因特定をするにはいくつかの段階がありますが、一般的な特定方法は「クロスに現れる症状」を敏感に察知することが重要になります。未然に防ぐというのはほとんど無理だと思って良いでしょう。

 

  • ・天井の染み
  • ・天井の膨らみ
  • ・壁紙の剥がれ
  • ・壁紙のカビ
  • ・照明器具の水たまり
  • ・水漏れ

 

このような症状を範囲が小さいうちに発見することができれば、ダメージは最小限に抑えることができるはずです。

 

作業できるのは【手が届く範囲】

 

1階部分であれば、基本的にほとんどの壁面や天井に「踏み台程度の高さ」に登れば手が届きます。2階部分は、ベランダや窓から手が届く範囲までしか対処することはできません。このルールはしっかりと守ってください。

 

労働安全衛生法では「高さ2m以上での作業には足場の設置または安全帯の着用と確実な固定」を義務付けているので、このルールを守った状態で事故が発生しても保証は一切期待できません。

 

仮に申請内容を偽って保険請求を行った場合、保険金詐欺として刑法第246条「詐欺罪」が適用されてしまいます。この罪に対する罰則は「10年以下の懲役」という実刑のみです。罰金刑ではなく実刑判決となってしまうので、絶対にやめてください。

 

手が届かないと判断できる場合、そこは業者に任せるしかありません。

 

使う道具は【シートとテープのみ】

使う道具は【シートとテープのみ】

 

少し知識がある方の場合、外壁塗装などで使用する漆喰やシーリング材を用いて対処してしまおうとする方がかなり多いです。しかし、これは「絶対に」やめましょう。完全に雨漏りを止めることができ、内部の二次被害も抑えることができるだけの対処が可能であれば良いのですが、多くの場合「目の前の問題のみ」を解決して、内部の問題に関しては考えが及んでいないというケースが非常に多いのです。

 

雨漏りというのは、発生している時点で「経路」があります。その経路上で発生している「別のトラブル」もしっかりと解決しておかないと、完全に被害が治ったとは言えないのです。

 

例えば、雨漏りの経路で水分を多く吸い込んでしまった構造材が腐っていたらどうでしょう。本来、ここをしっかりと直さなければ建物の強度は大きく失われてしまいます。そのままであれば、シロアリの温床となってしまうことも考えられます。

 

しっかりと腐った構造材も修繕して、間違いなく解決となっていれば良いのですが、素人にそのような工事はなかなか難しいです。建築系の業者だったとしても、専門外の作業に関しては対処しきれないものも出てくるほどです。

 

我々も、屋根の梁を入れ替えるような作業までは対処できても、地盤沈下した建物をジャッキアップするような作業は外注しなければ設備がありません。建物を専門的に扱っている我々でさえこのような状況な上、建築基準法に違反しないように対処するとなると、知識面からしっかりと理解が必要だということがどれだけ大変なことかがわかると思います。

 

そのため、雨漏りの対処で使用する道具は「シートとテープ」この2つだけだということを覚えておいてください。

 

穴埋めは防水テープによる目張り、広範囲の水濡れを防ぐにはシートをテープで固定するような対応がベストです。

 

屋根からの雨漏り

屋根からの雨漏り

 

屋根からの雨漏りの対処方法について考えてみましょう。自分で応急処置できるものと、業者に依頼すべきものをしっかりと理解しておきましょう。

 

業者に任せる

 

屋根そのものの修理は業者に任せるようにしましょう。陸屋根や屋上からの雨漏りであれば、防水工事のひび割れや穴を防水テープで目張りしておくことができますが、三角屋根の場合は屋根に登らなければ何も対処することができません。そのため、自分で対処することはできないということを忘れないでください。

 

梯子をかければ登れるのは事実ですが、そこで怪我をした場合は全て自己責任になってしまいます。保険も保証も効かなくなってしまうので、絶対にやめてください。

 

水を受ける

 

屋根からの雨漏りに関しては、とにかく家の中に発生してしまった雨漏りを受け切ることが重要です。水漏れが発生しているものを塞ぐのではなく、出し切るということが大事になります。

 

なぜなら、水が出たところが雨漏りの最終地点になるため、その先に水の被害が広がることがないからなのです。もしこの水を止めてしまうと、次の出口を探して被害箇所が広がってしまいます。

 

今出ている場所だけで対処し切ることが最善策なので、大きな器で水を受けるようにしましょう。

 

床を拭く

 

床面は水分を吸い込んで劣化してしまいます。フローリングは特にひどく、後に乾燥してしまうとふやけてしまった木目が逆立ってしまうのです。そのまま上を歩けば刺さります。非常に危険な状態になってしまうので、水がこぼれた場所はすぐに拭き取ることを心がけてください。

 

家財を避難させる

 

水濡れした家財は買い直しが必要になります。しかし、全てを保険でカバーできるとは限らないので、できる限り被害が発生しないように注意しなければなりません。

 

外壁からの雨漏り

 

外壁からの雨漏りは、ある程度自分で応急処置が可能です。

方法を簡単にご紹介します。

 

防水テープで塞ぐ

 

穴やひび割れは防水テープでしっかりと塞いでしまいましょう。この時、しっかりと密着させなければ意味がありません。隙間なくしっかりと密着させてください。

 

2階部分は手が届く範囲だけ塞ぐ

 

窓の上部分のヘアークラックや、シーリングのひび割れには、手が届く範囲だけの対処しかできません。庇(ひさし)部分に乗って作業するのはやめてください。

 

広範囲ならシートを張る

 

どこが原因で窓から雨漏りが発生しているかわからないという状況であれば、窓を覆ってしまうのが手っ取り早い対処になります。しっかりとシートをかけてあげてください。固定は必ずテープを使用してください。

 

ベランダからの雨漏り

ベランダからの雨漏り

 

ベランダが原因の雨漏りについても、簡単にできる応急処置の方法をご紹介します。難しい作業は基本的にありませんので、適切に対処して雨漏りを乗り切りましょう。

 

排水溝を通す

 

排水溝が詰まっていると、どれだけ対処しても雨漏りが止まることはありません。しっかりと排水できる状況を作りましょう。水圧で押し流したり、ワイヤーを通したり、とにかく内部を通すことを意識しましょう。

 

ひび割れ箇所に防水テープ

 

ベランダの防水がひび割れていると、そこから雨漏りが発生します。しっかりと防水テープを密着させて浸水を防ぎましょう。床面だけでなく、サッシの真下などもよくひび割れが発生します。

 

ゴミ掃除

 

排水溝が再度詰まることがないように、目立つゴミは放置せずに掃除してください。ゴミによっては新たな防水膜の破損のきっかけになってしまうこともあります。しっかりと掃除して、問題が発生しない状況を作りましょう。

 

雨漏りの応急処置の原則は『後からの作業を邪魔しない程度』で!雨漏り修理は鈴建にご相談ください!

雨漏りの応急処置の原則は『後からの作業を邪魔しない程度』で!雨漏り修理は鈴建にご相談ください!

雨漏り修理は、自分でできることもいくつかあります。しかし、根本的な解決には専門的な知識や設備が必要になるため「後からの作業を邪魔しない応急処置」で凌がなければならないということを覚えておいてください。

 

下手に専門的な道具を使ってしまうと、いざ修理に入る際に「全て撤去する別料金が発生」する可能性が出てきてしまいます。余計なコストをかけずに雨漏りを解決するには、適切な応急処置用の道具を用いることが重要だということを覚えておきましょう。

 

それが「シートとテープ」です。他の道具を使用する必要はありません。

 

雨漏りは未然に防ぐのが最も効率的な対処方法です。そのため、定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りが発生しない環境を作っておきましょう。掛川市の建物の雨漏り対策は、鈴建が一挙に引き受けます。いつでもご相談ください。

施行実績エリア

施工実績年間150棟

施工エリア:掛川市、袋井市、菊川市、御前崎市、磐田市、浜松市、森町、島田市
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