雨漏りに悩むシーズンがやっと終わりましたが、まだ台風が発生するリスクが残っています。落ち着いている今こそ、梅雨でダメージを受けた建物のメンテナンスをしておきましょう!
然り、多くの雨漏りは「発生したから修理する」というのが一般的で、事前に雨漏り発生箇所を潰しておくというのは非常に困難です。そのため、急いで直して欲しいというご依頼が多くなります。
そんな状況で、正しく見積りを読み取ることができるのでしょうか。
今回のお役立ちコラムでは「雨漏り発生時の見積りを落ち着いて確認する重要性」についてお話ししたいと思います。
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雨漏りが発生する状況
まずは「雨漏りの発生状況」について考えてみましょう。
雨漏りが発生する大きな理由は「台風や竜巻などの自然災害」と「建物の経年劣化」に絞って考えることができます。細かな理由を考えると他にもあげることができますが、一般的に「突発的な雨漏り」なのか「慢性的な雨漏り」なのかで考えることができるでしょう。
それぞれの違いを簡単にご紹介します。
台風や竜巻などの自然災害
台風や竜巻などの自然災害による雨漏りは、事前に対策を講じておくことができない「突発的な雨漏り」になります。
台風はある程度到来までに準備ができるかもしれませんが、竜巻に関しては「いつ・どの瞬間・どこで」発生するか読めません。そのため、いきなり屋根が吹き飛んでしまうなんてこともあり得るのです。
建物の経年劣化
建物の経年劣化は、定期的なメンテナンスを正しく行っていれば防げるものです。経年劣化由来の雨漏りは、いきなり発生するのではなく「徐々に進行する」という特徴があります。
- ・屋根材のずれや破損
- ・外壁劣化による染み込み
- ・鳥獣被害
メンテナンスさえしていれば防げるため、慢性的な雨漏りが発生してしまうのは、半ば「自業自得」な部分があるということを覚えておいてください。
雨漏り工事の見積りは「工事前」に確認できるけど…
どんな工事でも当てはまることですが、見積書というものは「事前」に確認できます。そのため、工事後にどれだけ価格についてゴネたとしても、契約が成立している時点で値引きはしてもらえません。ここは十分に理解しておきましょう。
しかし、実際に雨漏り発生中に適切な判断を下すというのは難しいかもしれません。雨漏りが発生している状況で、どのような心理状態にあるか考えてみましょう。
すぐにでも雨漏り対策してほしい
目の前で水漏れが発生している状況で「修理にいくらかかる?」なんて悠長なことを言っていられる人ばかりではありません。
「今すぐこの水を止めて、今後雨漏りが発生しないようにしてほしい」
このような考えが一般的なので、費用ばかりに気を取られることはないでしょう。そのため、後から請求される金額に驚いてしまうかもしれません。
雨漏りで家財にダメージが広がってしまう
水が出ている場所が、何かを設置していた場所だった場合、大急ぎで対処して欲しいと考えるでしょう。移動できるものなら良いですが、大型家具や移動が困難なものに水が落ちているような状況では、必死に水がかからないようにしているはずです。
そして、いざ業者がやってきた時にも、とにかく水がかからないようにして欲しいという訴えをするでしょう。
雨漏り箇所が増える可能性が気になる
応急的に水漏れを止めてもらうことができた場合、これでやっと安心できると一息つくものの、ふと我に戻った時に考えるはずです。
「さっきまでの水ってどうなったの?」
屋外で水の侵入経路を遮断してもらったなら、ある程度は安心できます。しかし、屋内で水を止めたのを目にしていた場合、他の場所に水が流れ込んでいるということは容易に想像できる状況であるため、問題を先送りにされたことに不安を覚えるでしょう。
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雨漏り工事は「雨が止んでから」行われる
今雨漏りが発生しているという状況で、確実に雨漏り工事を行うという業者はまず存在しません。応急処置としてシートをかけたり、穴を塞いだりという対応まではしてもらえることがありますが、基本的に完全に問題解決するのは「天候が安定した状態」で行います。
そのため、見積りを焦って確認しなければならないという状況は発生しないということを覚えておきましょう。
応急処置も料金に入るケースがほとんど
雨漏りの発生原因を特定するにしても、適切な機材も使えなければ、雨の状況によっては視界すら確保できない場合があります。そのため、一旦建物をブルーシートでカバーして、天気が回復してからの対応となるでしょう。
そして、この出張費・応急処置も請求対処となるため、一旦水の侵入を防ぐ前段階で費用が発生する旨を伝えられるはずです。
この費用は決して高額ではありませんが、雨天の中で作業するという特性からも、数万円程度の発生があるのは事前通告されていますので、しっかりと把握しておいてください。
見積り内容が「一式」はNG
後日、雨漏りの本格的な調査や工事が開始されることになります。雨漏り調査に関しては、目視調査は基本的に無料で行われるため、応急処置のシートを撤去する際に一緒に行われるでしょう。
ここで発生原因が確認できれば、本格的な工事内容に対する見積りを作成していきます。もし判明しなかった場合、機材を使用しての調査が必要で、比較的高めの調査金額が発生してしまうので、調査を継続するかを確認します。
別の業者に依頼することも検討する場合は、この段階で終了していただいて問題ないです。もしかすると、別の業者なら目視点検だけで原因特定できるかもしれないので、よりリーズナブルな選択をするのも良いと思います。
ここで料金請求となるのは、最初の応急処置費用だけなのが一般的です。
しっかりと雨漏り診断を行い、実際に工事を行う段階になったら、どれくらいの費用が発生するか見積書で確認します。この時、使用する材料や保証内容が細かく記載されていない場合、実際に何がどれだけ対処されるかがわからないまま工事に入るでしょう。
材料の数量が「一式」なんて記載の場合は、その一式には何が該当するかすらわかりません。仮に請求が50万円とした場合、穴埋めにシーリング材を数センチだけ施工して50万円でも、問題箇所全面の防水をやり直して50万円でも、請求としては問題がないということを覚えておきましょう。
「一式」とは、その業者が適切として判断した内容が全てなので、明らかに不当だと感じる工事であったとしても正当性のある請求と扱われてしまうのです。
もし、見積書の記載に不信感を覚えたら、全て一つずつ説明を受ける権利があなたにはあります。しっかり納得できるまで確認し、納得できない場合には工事依頼をする必要はありません。
他の信頼できる業者に工事依頼することをおすすめします。
使用する材料の名称や品番の記載をチェック
先でもご説明した通り、見積書には全てを事細かに記載するのが現在では一般的です。しかし、一昔前の業者の場合、見積書の内容はかなりざっくりで、料金的にも適正なのか判断できないということが非常に多く発生します。
今は、このような雑な見積書では後からトラブルが発生する可能性が高いため、業者としてもより安全を求めて、自主的に詳細情報を記載していくようになっており、数量を「一式」とすることも少なくなりました。
養生の数量や、現場監督費を「一式」とするケースはありますが、依頼者様のご要望により指定される塗料や、シーリング材などに関しては、間違いが発生しないように最新の注意を払うためにも、材料名や品番、メーカー名などもしっかり記載します。
依頼者様側でも、指定したものと違うものを使用されれば不安になるでしょう。施工業者も、そこで間違いが発生して不安を与えないように、適切な作業を心がけているのです。
鈴建で安心の雨漏り対策を!正確な見積りで納得のメンテナンスを実現
雨漏りは、突発的に発生する自然災害や建物の経年劣化によって起こるもので、特に台風や豪雨の際には慌てて対策を求めがちです。しかし、咄嗟の状況こそ、落ち着いて見積り内容を確認することが重要です。費用面や施工内容について不明瞭なまま進行してしまうと、後から思わぬ追加料金が発生するリスクもあります。
鈴建では、材料の詳細や工事内容について細かく説明した見積書を用意し、お客様の不安を解消することを心がけています。また、急な雨漏りの際も、応急処置から正式な工事まで、誠実で分かりやすいサポートを提供いたします。
雨漏り対策に関するご相談は、鈴建の問い合わせフォームやメール、お電話、またはショールームへのご来店で承っております。お住まいの安全を守るために、まずはお気軽にご相談ください。鈴建が信頼と安心をお届けいたします。
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