1年の中で、外壁塗装や屋根塗装を依頼するのに最適な季節がやってきました。今この瞬間、まさに建物のメンテナンスを検討されている方は、どこに工事依頼するか考える段階にあります。
過去に付き合いを持っている業者があれば、多くの場合リピート依頼するでしょう。しかし、同じ地域内でも外壁塗装を行っている施工業者は多くあるはずです。その中から、最もコストパフォーマンスにも効率的にも優れている施工業者に依頼したいと考えます。
【あなたにはその業者を一目で判別することはできますか？】
普段施工業者として活動している我々でも、目の前に現れた業者の性質を見抜くということは非常に難しいです。営業担当の雰囲気の良さから、きっと優良業者なのだろうとあたりをつけて依頼してしまうかもしれません。
その結果、非常に低質な工事が行われてしまう可能性は十分にあります。そんなことにならないように、少し業者の見極め方法について基礎知識を持っておくことをおすすめします。
今回のお役立ちコラムでは「こんな外壁塗装業者には注意しよう」というポイントをご紹介します。
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訪問営業にきた外壁塗装業者
だいぶ数は減ってきましたが、今でも飛び込み営業にやってくる業者は残っています。そして、その多くは非常に爽やかな印象を受ける若者です。新入社員の度胸試しで訪問営業させている業者もあるので、それを知っている方は無碍に扱うことをしません。
しかし、その善意に漬け込む悪質業者が一定数存在するということを忘れないでください。
多くが詐欺業者だと思っても良い
基本的に、依頼が絶えない優良業者というのは「訪問営業をしない」ということを覚えておきましょう。なぜなら、訪問営業は「特定商取引法」という法律で「クーリングオフ」できる取引に挙げられているからです。
早い話が「無条件に契約解除ができる」方法での営業になります。
また、訪問営業できるほどの時間的余裕もないため、よほど社員が余っていない限り時間を持て余している人材は残っていないのです。
それをご理解いただいた上で、飛び込み営業にきた業者は「詐欺業者」の可能性を忘れないようにしましょう。言葉巧みにあなたの心の扉をこじ開けようとしています。
詐欺業者ではない訪問営業の特徴
詐欺業者は、基本的に「今この瞬間に契約を取る」ことを重視しています。そのため、あからさまな営業ではなく「言葉の端々に危険性を訴えてくる」という特徴を持っているでしょう。
- ・外壁が汚れてきてますね
- ・少しひび割れが目立ちます
- ・シーリングが痩せてきました
目につく多くの欠陥部分を指摘してくるでしょうが、詐欺業者ではない場合、これらの指摘だけはするものの、決してその場で契約しようとはしません。自分の名刺を手渡し「もし工事を検討する場合にはご連絡ください。」と立ち去ります。
概算での見積りすら伝えることはしませんし、他の現場が同程度の劣化状況ならいくらくらいだというような、曖昧な情報すら残さずに立ち去るでしょう。
この段階で具体的な費用の話を持ち出す業者は、ほぼ詐欺業者だと思って良いでしょう。
一般的な費用プランは確かにあるので、それを残すことはあります。しかし、それはあくまでも判断材料として数字を伝えるだけで、実際にはしっかりと状況を調査しなければ費用が判明しないということも明確に伝えてくれるはずです。
基本的に近隣現場から営業には来ない
近隣のメンテナンスに入っている業者が、いきなり訪問営業にくるというのは通常考えられません。このようなケースは、完全に詐欺業者だと思って良いでしょう。
- ・2軒隣の瓦がズレてる
- ・クラックがひどい家がある
- ・軒天が破れて鳥が出入りしている
こんな情報を、わざわざ作業中に内勤メンバーに連絡することはありませんし、それが気になったとしても声をかけに現場を離れるということはないでしょう。
どうしても気になって、何かしらのアプローチをしたいと考えたなら、その日の作業終了後にチラシをポスティングするまでにとどめるのがギリギリのラインだと言えます。
外壁塗装や屋根塗装をしていると他の家の状況が見えるというのは、完全には同意することはできません。周囲を防護幕で覆っているので、周囲の建物の状況を注意深くチェックするなんてことはありませんし、仮にチェックできたとしても目の前の作業が滞ってしまいます。
まずは目の前の作業を終わらせないことには、うまく訪問営業が契約に結びついたとしても着工できません。
そして、訪問営業で獲得した工事は、実際に契約書の調印が済まないと締結できませんので、現場の人間が焦っていろいろと勝手に動くということもないのです。
外壁塗装を依頼する際の注意点
ここまでのお話を踏まえて、仮に「訪問営業を受けた場合の注意点」について考えてみましょう。あなたがこれから工事依頼しようと考えているとして、どのようなポイントに注意すれば良いのかご紹介します。
訪問営業は「その場で契約しない」
訪問営業を受けるのは悪いことではありません。その場で建物に発生している問題点を把握する良いタイミングと言えるでしょう。
しかし、その場で契約するというのは、決して良い方法とは言えません。危険性を示唆されて、今にも壊れそうな家に住んでいるというような印象を与えられたまま、工事契約を焦ってしまうのは注意しましょう。
- ・実際に工事にどれだけの費用がかかるのか
- ・被害状況はどれほどの規模なのか
これらは、建物の表面を眺めただけでは判明しません。しっかりと調査をして、状況把握をした上で正しい見積りを提示します。
心配せずとも、建物は今日明日に崩壊するような状況ではありませんので、心配でしたら「訪問営業にきた業者」だけではなく「他の業者」にも声をかけて、劣化状況の無料診断を受けることをおすすめします。
価格だけで工事先を決めない
訪問営業で契約を取りたい業者の場合、現場で非常に魅力的な金額を提示してきます。
- ・通常200万円→今だけ120万円！
- ・外壁+屋根のセット価格◯◯円！
- ・フッ素塗料◯◯円/m2！
騙されてはいけません。
- ・何を持ってその金額を提示しているのか
- ・あなたのお住まいがどれだけの大きさなのか
- ・塗面積は何平米なのか
- ・使用する塗料はどこの何か
- ・補修箇所はどれだけの規模か
何もわからない状況で金額提示はできません。セット価格でいくらと提示されても、その対象価格とあなたのお住まいのサイズが同じとは限りません。その金額が対象となるサイズを超えた場合、どれだけの追加費用が発生するのかもわからない状況で、工事先を決めないでください。
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相見積を嫌う業者はNG
おおまかにですが、外壁塗装も屋根塗装も「使用する材料の価格+ロイヤリティ+作業工賃」で構成されています。何にいくらかかるかは見積書で確認することができますが、これは各社同じ金額ということはほぼありません。
なぜなら、使用している塗料の種類、メーカーも違ければ、仕入れ価格も変わってくるでしょうし、ロイヤリティの割合も一定とは限らないからなのです。
弊社のように完全な専業塗装業者であれば、塗料メーカーと契約を結んでいたり、加盟店制度を活用していたりと、できる限り優遇される対策を講じているものです。
この場合、仲卸店から材料を仕入れている業者よりも、直接塗料メーカーから仕入れられる業者の方が中間マージンが発生しないぶん安く材料を提供できるということになります。
つまり、見積額が下げられるということですね。
しかし、工事依頼を取りたいが故に「今この瞬間契約をしなかったら、通常価格になってしまう」というような脅迫的な方法で契約を結ばせる業者は、相見積を取らせようとしません。
この時点で「離れた方が良い業者」だと判断しましょう。
見積り内容が明確になっているか確認
見積書には、使用する材料の名称、メーカー名まで細かく記載していきます。そのおかげで、実際に使用する材料の取り違いが発生しなくなるのです。依頼者様にとっても、低グレード材を使われるリスクを避けられます。
保証や工期など、全てが明示されている見積書が正常なので、数量が全部「一式」のような適当な記載の場合はしっかり確認するか、別業者に依頼することをおすすめします。
安心の外壁塗装は鈴建にお任せ｜信頼できる業者選びで住まいを守りましょう
外壁塗装や屋根塗装は、住まいの寿命と美観を維持するために欠かせない工事です。しかし、信頼できる業者選びは一筋縄ではいかず、特に訪問営業や過剰な値引きの提案には注意が必要です。
掛川市で住まいのメンテナンスを考えている方は、ぜひ鈴建の無料診断を活用し、お住まいの状況を的確に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。鈴建では、信頼性を重視した明確な見積りとお客様の安心を第一にした提案を行っています。
お問合せはフォーム、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店で承っております。お住まいに合った最適な施工をお届けする鈴建が、皆様の大切な住まいを長く守りますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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